■和歌山の夏まとめ 海の観光客減 夏物も売れず 早めの秋到来?
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090905/wky0909050316001-n1.htm
2009.9.5 03:15
梅雨が長引くなど天候不順だった今年の夏。和歌山市では平成9年以来12年ぶりに、35度を超える猛暑日のない"涼しい夏"になった。そのためか海水浴場など県内を訪れる観光客は減少。アイスクリームなど夏の食料品、夏物衣料の消費も伸び悩んだ。街を歩くと、早々と夏をあきらめた(?)百貨店などでは秋物商品が目につく。この夏を振り返ってみた。
和歌山地方気象台によると、今夏は太平洋高気圧の張り出しが弱く、梅雨明け(8月3日)は平年に比べて2週間近く遅れた。曇りの日も多く、7月の日照時間は平年に比べて68%しかなかった。
こうした天候の影響もあって、県内の海水浴場の客足も鈍かった。このうち和歌山市内の加太と片男波海水浴場では7月の観光客数は対前年比4〜5割の大幅減となった。8月になってお盆休みの観光客らでにぎわいを取り戻したものの、7〜8月をトータルでみると、例年より2割程度落ち込んだ。
食の嗜好にも変化があった。和歌山市内のスーパーなどではアイスクリームや飲料、そうめんなどの売り上げが前年を下回った。代わりにおでん用こんにゃくやうどん、ラーメンなど家庭食材が前年比3〜8%増加した。
県内の百貨店も天候に左右された。紫外線対策商品や夏物衣料が苦戦を強いられ、例年より早めに秋物商品の販売戦略を打ち立て、夏の立て直しを図る店も。和歌山市の近鉄百貨店和歌山店では8月初めには秋物商戦を本格化、今年初めて秋物のファッションショーも開催した。今年の流行色「赤紫色」を展示に取り入れて雰囲気を一新するなど、同店によると、「インパクトの効果で売れ行きは上々」という。
■片男波、加太 長梅雨で海水浴客2割減
田辺・扇ヶ浜は倍増 イルカ催し効果
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20090903-OYT8T01217.htm
9月になり、県内各地の海水浴場もシーズンを終えた。今年は長梅雨のあおりで、人出が落ち込んだところが多い。宿泊客が減少した施設もあり、高速道路料金の値下げなどで客足の伸びを期待していた観光関係者は「9月下旬の大型連休に期待したい」と、気を取り直していた。
京阪神から多くの観光客が訪れる白浜町の白良浜海水浴場では、昨年より約3万4000人減の約58万1000人の人出にとどまった。同町観光課は「高速道路料金の値下げでお客さんが増えると期待したんですが......」と落胆した様子。
和歌山市内のビーチでも、減少が目立った。同市和歌浦南の片男波海水浴場は、今年は約13万5000人(昨年約17万7700人)に減少。同市加太の加太海水浴場も約3万4400人(同約4万2800人)しかなかった。ともに2割の落ち込み。悪天候が続いた7月に客が半減したことが響いた。
加太海水浴場近くの「吾妻屋シーサイドホテル」でも、昨年に比べて客が2割ほど減ったという。フロントの担当者は「夏場が一番の稼ぎ時だったのに」と残念そう。ただ、夏休み期間中、和歌山、徳島両県ナンバーの乗用車や、両県内の宿泊客の乗用車を対象に、南海フェリーの運賃を1000円にする社会実験が行われたこともあって、徳島からの観光客が目立ったという。社会実験は9月以降も土日、祝日には続くことになり、「今月は大型連休もあるので、遠出を控えていたお客さんが来てくれれば」と期待する。
一方、人出が増えたのは田辺市の扇ヶ浜海水浴場。今年初めて実施した、「イルカふれあい事業」が人気を呼び、約11万4500人と昨年の6万1000人から倍近くに増えた。同事業を企画した第3セクター「まちづくり田辺」によると、県外からの観光客が多く、関東地方からの問い合わせもあったといい、「イルカとのふれあいは、予想以上の反響。来年も続けたい」と喜んでいた。
(2009年9月4日 読売新聞)
■海水浴客11万人を突破、イルカ事業が好評 7、8月の扇ケ浜 (和歌山県田辺市)
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=174726
2009年9月6日日曜日 紀伊民報 AGARA
7月1日〜8月31日に和歌山県田辺市の扇ケ浜海水浴場を訪れた海水浴客が11万4476人に上った。前年同期より87%増で過去最高を記録した。イルカふれあい事業が好評で後押しした。白浜町の白良浜海水浴場に比べて空いていることもあり、穴場的海水浴場となりつつある。
扇ケ浜海水浴場は開設して5年目。初年度の2005年度の4万3351人から年々増加して08年度は6万1181人となった。
第三セクターのまちづくり田辺が海水浴場のにぎわいを増やそうと、今夏初めてイルカ2頭を使って見学や体験できる有料のイベントを打ち、開催期間中(7月17日〜8月16日)に1万2575人の来場があり海水浴場の来場者増につながった。
同市観光振興課は8月12〜23日に来場者446人にアンケートを実施した。「どこから来たか」の質問で市内は21%、県内は9%、最も多かったのは近畿圏の61%だった。
誰と訪れたかの質問では、家族が77%、友人などが20%だった。扇ケ浜海水浴場を何で知ったかの質問では複数回答で口コミが23%、ホームページが14%、看板や横断幕が10%、情報誌や新聞も10%だった。
扇ケ浜海水浴場の良いところについては複数回答で、無料シャワー・ロッカーが20%、駐車場が17%、砂浜が11%だった。
■夏総決算 須磨海水浴場20万人減(神戸・須磨)
高速道値下げ SAレストラン売り上げ増
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20090901-OYT8T01265.htm?from=nwlb
今夏は近畿地方の梅雨明けが8月上旬にまでずれ込み、高速道路料金の大幅値下げや新型インフルエンザの流行など、例年にはない"要因"が行楽地の明暗を分けた。夏の「泣き笑い」をまとめた。
●長梅雨
平年より約2週間遅かった梅雨明け。「天気のことだから仕方ないが、利用者数は昨年の半分くらい」。明石市の松江海岸で有料駐車場を営む女性(51)はそう嘆いた。
市によると、同海岸の海水浴客数(7月1日〜8月31日)は、昨年より2万人少ない5万人。神戸市の須磨海水浴場も、昨年より約20万人減の64万9000人(7月9日〜8月23日)だった。
●ETC効果
ETC(自動料金収受システム)搭載車を対象にした高速道路料金の値下げは、盆の時期には木、金曜にも適用された。
三木市の山陽自動車道上り線の三木サービスエリアでレストランを展開する「阪急阪神ホテルズ」(大阪市)は、8月の売り上げが前年比15%増に。岡本諭副支配人は「大阪、神戸ナンバーの車が目立ち、若い人が日帰りドライブで立ち寄ったようだ」と話す。
●痛し痒(かゆ)し
新型インフルエンザで落ち込んだ観光客を呼び戻そうと、神戸市内の観光施設10か所が無料開放された「行こう!神戸」キャンペーン(7月17日〜8月16日)。市立須磨海浜水族園(須磨区)は昨年同期比の3倍以上の54万人を記録した。同園の担当者は「園内の売店などは潤ったが、無料開放なので.........」と手放しで喜べない様子。
46年ぶりに国内の陸地で観測された皆既日食(7月22日)には列島が沸いた。明石市立天文科学館の7月の入館者数は昨年同期より約3000人増の1万8500人。しかし、8月は前年同期より約2300人減の1万9300人になった。同館の担当者は「無料開放の神戸市内の観光施設に流れた」と分析している。
(2009年9月2日 読売新聞)
■居座る梅雨、水辺・ビアガーデン苦戦(神戸・須磨)
http://www.asahi.com/travel/news/OSK200908020006.html?ref=rss
2009年8月2日12時42分
ぐずついた天気の続く近畿地方は1日も梅雨明けしなかった。気象庁に記録が残る1951年以降、最も遅い近畿の梅雨明けは、時期を特定できなかった93年を除くと03年の8月1日で、これを更新した。近畿の海水浴場やプールでは前年に比べ、来場が大幅に減少。中国や北陸地方でも、梅雨明けが発表できない空模様が続いている。
大阪管区気象台によると、近畿地方の7月の日照時間は平年に比べ、滋賀県彦根市で48%、京都市で59%、ほかの地域でも60〜70%台にとどまった。九州付近の上空に気圧の谷が停滞して北からの寒気が流れ込み、梅雨前線が北上できない状態が続いているためという。
中国地方で梅雨明けが過去最も遅かったのは8月3日(98年)、北陸は8月14日(91年)。四国地方は7月31日に梅雨明けしたものの、平年より2週間遅く、過去2番目に遅かった。2日も大気の状態は不安定な見通しで、中国、四国では晴れ間がのぞくが、近畿や北陸は雨で、雷を伴って激しく降る所もあるという。
◇
週末の1日、神戸市須磨区の須磨海水浴場。例年なら色とりどりのビーチパラソルで埋まるはずの砂浜は、曇り空の下、人影はまばらで閑散としていた。
「夏の海辺なのに、秋みたいにさびしいですね」。家族4人で海水浴に来た大阪府寝屋川市の会社員伊達正之さん(40)は浮かない様子で話した。長男の小学6年生、太一くん(12)も「風が吹くと寒い。晴れた日にもう一度泳ぎたい」と残念そう。
新しい水着を買ったばかりという神戸市須磨区の女性(21)は「まっ黒に日焼けしようと思ったのに、曇りで残念。早くギラギラな暑い夏になってほしい」と恨めしそうに曇天を見上げた。
神戸市によると、須磨海水浴場の来場者数は、海開きをした7月9日から同31日までで約19万7千人。昨年同期比で約4万人少ないという。今夏の来場者の目標は100万人。市の担当者は「今はもう、天気が安定するのを願うだけ。でも、昨年のように暑すぎても客足が鈍るので、悩ましい」と話す。
売り上げが伸びず、関係業者からはため息が漏れる。海の家「Sea Gate」の前田真吾店長(22)は「じめっとした天気が続いているから、海に人が集まらない。客が来ないので散々です」と、がらんとした店内を見渡して嘆いた。今年は雇った約10人のアルバイトの勤務時間を1人7時間から3時間に減らしてもらった。
海の家を取りまとめる「須磨海浜公園売店協同組合」の山田博補(ひろすけ)理事長(61)は「どの店も売り上げは昨年の半分くらい。約15年、海の家をやっているが、こんな天候は体験した記憶がない......」。
和歌山県白浜町の白良浜海水浴場も、日帰りの遊泳客が例年より1割ほど減っているという。 大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」では、併設のプールの利用客が7月は約2万3千人で昨年と比べて半減。そのあおりで、遊園地の入場者数も昨年の6万5千人から約3万4千人にほぼ半減した。広報担当者は「じっと耐えるしかない。8月から営業時間を2時間延長したので、これからに期待したい」。堺市西区の浜寺公園プールでも7月の入場者数は約3万8千人と、昨年より3割程度少ないという。
ビアガーデンも苦戦を強いられている。大阪市北区の大阪新阪急ホテルは、6月の売り上げは前年と比べて4割以上伸びたが、7月は逆に16%の減。「天気次第の商売なので早く梅雨が明けるのを待つしかない」と担当者。
一方で、長引く梅雨のため、大阪市北区の大丸梅田店では雨傘の売り上げが好調という。7月の売り上げは前年の1.5倍以上。中でも、日差しをさえぎるUV加工の雨傘が女性を中心に人気という。男性用では、通常の折りたたみ傘よりもコンパクトな三つ折り傘が昨年の2倍以上売れた。逆に、日傘や手袋などの紫外線を防ぐ小物の売れ行きは伸び悩んでいるという。